紙芝居たのしい

紙芝居、たのしいです。

奥が深いです。

40代も終わりに近づいた今になって、新しい世界を見つけてしまいました。

 

 

■紙芝居に興味をもつまで

 

もともとは妻が、ボランティアで図書館や小学校・保育園のお話会などに参加していて

紙芝居の演者もやっていたのです。

 

僕はというと、絵本と紙芝居の違いもあまり意識したことがないくらいで

どっちかというと紙芝居の方が、子どもがワーキャーいって盛り上がるのかな? くらいの認識でした。

(今では、そうした参加型の紙芝居の楽しさや、子ども向けでも優れた物語の作品が沢山あることを知っていますが)

 

今年の初めごろ、地域の方を対象として落語家さんを招いた催しがあり、主催者さんからお声がかかって

その前座で妻が紙芝居を演じるということがありました。

 

落語と紙芝居?と思って

「え、大人とかお年寄りが観るような紙芝居ってあるの?」と妻に聞いたら、例えばで見せてくれたのが

片岡直子さんの「おどりばダンスホール」でした。

 

最初の数枚でぐっとお話に引き込まれ、わずか16枚の中に笑いありドキドキあり感動ありで

へぇー、紙芝居ってこんな面白いのもあるの?とびっくりしたのを覚えています。

(図書館などにあると思うので、興味ある方はぜひ手に取ってみるといいと思います)

 

 

■紙芝居を作ってみるまで

 

その後、とある場所で紙芝居作りのワークショップ的な講座があり、興味を持った妻がそこへ通い始めました。

 

紙芝居作りがとても楽しかったようで、その話を妻から聞いているうち、自分(僕)が作るとしたらどんな話になるかな?

という思いが湧いてきて、頭の中でひとつお話を作ってみました。

話ができると早くて、絵コンテというか落書きのようなものをコピー用紙にワーッと書いてみたのでした。

 

(マンガですね)

 

紙芝居のお約束というか、お作法的なところを妻に教えてもらって、あれこれ手直ししたのち

それを妻がワークショップに持って行ったところ、色々と楽しいコメントをいただいたり、面白いと言ってもらえたようでした。

僕もそれに気を良くして、がぜん紙芝居作りに興味が湧いてきたのでした。(単純ですね…)

 

 

■コンクール応募まで

 

その作品は、絵を妻がちゃんと描き直してくれたのち、他のワークショップなどいくつかの場所へ持って行ってくれて、色々な方から重要なアドバイスも沢山頂きました。

その結果、最初に作ったバージョンから大幅に内容が変わり、最初の落書きから比べるとぐっと作品らしくなってきました。

 

(色が付いて、より紙芝居らしくなりました)

 

結局、その作品は紙芝居文化推進協議会の手づくり紙芝居コンクールに出品する事になり

なんと!優秀賞(大賞・横浜市長賞 候補作品)に選出頂いたのでした。

(まだこの先に実演審査会が控えている事もあり、その話はまた別の機会に…)

 

■おわりに

 

妻を通して、紙芝居界で活躍されている方々(レジェンド的な方も…)に色々と貴重なアドバイスを頂いたり、

感謝しきれないほど助けて頂いているのですが、実は僕自身はまだ誰ともお会いしたことがなくて、ただただ恐縮している次第です。

(仕事もこの3年くらい持病のため完全に在宅勤務ということもあり、とっても引きこもり感があります)

 

以上がだいたい今年(2023年)の初めからあった出来事です。

 

何かを表現するとか、作品を作るというのは

大変さもありますが、やっぱり楽しいですね。

 

僕もまだ紙芝居の世界の入口に足を踏み入れたばかりですが、多くの人が紙芝居を演じたり、作ったりする楽しさに触れられるといいなと思っています。